ベトナムの小学校の保護者会(PTA)に行ってきました

私の子供は、8月に小学校に入学しました。
先日、初の保護者会(PTA)が開催されたので妻と一緒に行ってきました。

私が行っても、ベトナム語はさっぱり分からないので意味はないかなと思いましたが、妻はどうしても一緒に行ってくれと言います。

普段から「ベトナムのことは分からないから」と言って、まったく役に立っていないので、こういう時に言うことを聞いておかないと後々どんな祟りがあるか分からないので、渋々参加することにしました。

午後5時から開始です。
10分前に小学校に到着すると、既に入り口にはバイクの行列ができていました。
ベトナムでは、大概開始時間が遅れます。
開始時間に行っても誰もおらず、「場所か時間を間違えたのか」と焦っていると、10分以上経ってから人が集まり始めたなんてことは日常茶飯事です。
でも、今日は心配なさそうです。

保護者会の会場である息子の教室に行くと、既に先生と十数人の保護者がいました。
後ろの目立たない席に座ろうとすると机に名前が書いてあります。
どうやら保護者は自分の子供の席に座ることになっているようです。
でも、そうすると私の座る席がありません。

私「座る席が決まっているみたいだけど・・・」
妻「そうみたいですね。」
私「どうすればいいかな?」
妻「外で待っていてください。」

仕方がないので、保護者会が終わるまで周辺をぶらぶらしていました。
折角来たのに会議に出られなかったのは残念ですが、子供が通っている小学校の内部を観察できて良かったです。

時間が経つにつれ、最初は1台も駐車していなかった教室の前もバイクで一杯になりました。
やはり、遅れて来た人がたくさんいたようです。

会議は1時間半で終わりました。
何の話だったのか妻に聞いてみると「学校生活の注意事項の説明とPTA役員の選出」が議題だったそうです。

最後に学費を払って終了です。
金額を尋ねてみると、1ヶ月100万ドン(約5,000円)でした。
「公立にしては高いんじゃないの?」と聞くと「給食費が含まれているから」とのことでした。
日本の給食費は、1ヶ月当たり4,000円くらいと聞きますから、ベトナムの物価からすると相当高いような気がします。
教科書も自分で購入しなければならないので、ベトナムの小学校は日本の小学校よりもお金が掛かります。

昔、社会主義の国は教育や医療は無料だと聞いていたのに、実際にはまったく違うみたいです。