突然気付いたのですが、私が住んでいるマンションには非常用のハシゴがついていません。
火事になったときに、階段に火の手が回っていると逃げることができないのです。

日本のマンションならば、ベランダに非常用ハシゴが備え付けられており、火事のときはそこから逃げることができます。
非常用ハシゴがある部屋まで行けるように、ベランダの隣室との境の部分は壊し易く作られています。

ところが、そもそもベトナムのベランダは、隣の部屋と離れているので、ベランダから隣の部屋に行くことはできません。

そういえば、長期間ベトナムに滞在しているのに、消防車が走っているのを見たのは1回だけです。
消防署もほとんどありません。

そもそも、いつも渋滞しているホーチミン市では消防車が現場に到着するまでにかなり時間が掛かりそうです。
狭い道が多いので消防車が入れない場所がたくさんあります。

もしかすると、ベトナムの建物はコンクリートとレンガで出来ているので、火事に強いのではないかと思ったのですが、調べてみるとそうではないことが分かりました。
2016年11月には、ハノイでカラオケ店から出火し、13人の方が亡くなりました。
また、2016年12月にホーチミン市のカフェで起きた火事で6人の方が亡くなっています。

日本では、火事になると消防車が直ぐに駆けつけてくれるのを当然と思っていましたが、海外に住んで始めて、それが当たり前のことではなく、とても有難いことなんだと分かりました。