日本の梅雨とベトナム南部の雨季の違い

日本はそろそろ梅雨明けかと思いますが、ベトナム南部も雨季の真っ只中です。
写真は、激しい雨が降る様子を撮ったのですが、あまり雨が写っておらずがっかりです。
ベトナムに来る前は、梅雨と雨季は同じようなものだと思っていたのですが、ちょっと違いました。

ベトナム南部の雨は、日本の雨のように長い時間降ることはありません、
大体1時間〜2時間で止んでしまいます。
その代わり、嵐のような激しい雨で、台風のような強い風を伴うこともしょっちゅうです。

雨が降る時間帯もおおよそ決まっていて、午後2時から午後5時の間が多いです。

梅雨よりも真夏のゲリラ豪雨の方が近いかもしれません。

日本の梅雨は、何日も雨が降り続くことがありますが、ベトナム南部では長い時間雨が降り続けることは滅多にありません。

また、日本では梅雨以外の時期も雨は降りますが、ベトナム南部では雨季以外(つまり乾季)は雨はほとんど降りません。

つまり、日本では雨が一年中降っていて、その中でもよく雨が降る時期を梅雨と呼んでいるのに対して、ベトナムでは雨が降ることもある時期を雨季と呼んでいるわけで、同じように雨が多い時期のことですが、梅雨と雨季はまったく違うものでした。

ベトナムのことを本で読んだり、短期出張で来たりしていたのですが、実際にベトナムに住んでみるまでこの違いにまったく気づきませんでした。