システム開発では、お客様と我慢比べになることがあります。
それで、しなくても良い徹夜をする羽目になったことがありました。

相手より先に根をあげたら負け

システム開発で追い詰められるのは、SEだけではありません。
お客様も同じように追い詰められていきます。

システム開発では、要求仕様のSEへの提示や、SEの質問に対する回答、設計書の内容確認など、お客様の仕事はたくさんあります。
これらの作業に遅れが生じると、SEからリリース延期を申し入れられる場合があります。
ただし、SEの作業が遅れた場合は例外で、リリース延期などのペナルティなしで、自分の仕事を遅らせることができます。

厳しいプロジェクトでは、このようなSEとお客様がお互いに相手が根をあげるのを待つという我慢比べが行われることがよくあります。

徹夜レビュー

あるシステムの仕様変更を行っていたときのことです。
改造で規模は小さいのですが、開発期間がとても短い案件で、少しリリース日を延期してもらいたいと思っていました。

設計書のレビューが終わって帰ろうとすると、お客様から声を掛けられました。

お客様「このサブシステムの残りの設計書のレビューは来週でもいいですか?」

レビューが1週間ずれても大して問題はないのですが、リリース延期の交渉材料に使えないかと考えました。

私  「困ります。今週中にレビューが完了しないとリリース延期が必要になります。」
お客様「それは困るね。今週はスケジュールが空いている日がないんですよ。」
私  「そうするとリリース延期しますか?」
お客様「12月24日の夜なら空いているけど、それでもいいですか?」

何とクリスマス・イブの夜を指定してきました。
「何て非常識な」と思いましたが、ここで引き下がれません。

私  「・・・構いません。でも、夜から始めると量が多いので徹夜になってしまいますよ。」
お客様「仕方ないですね。」

結局、クリスマス・イブに徹夜でレビューすることになってしまいました。

事務所に戻って、担当者にその話をすると「わざわざ徹夜でレビューするほどのことはないでしょ。」と怒られてしまいました。
至極当然です。
でも、翌日を代休にするとか、正月休みを与えるとかいろいろと説得して納得してもらいました。