小学校の先生が遅刻常習犯だった

私の息子は、今月からベトナムの小学校に通い始めました。
正式に入学するのは8月ですが、子供を学校に慣れさせるためのクラスが今月から始まりました。

共働きの親の負担を軽くする仕組みが整備されているベトナム

日本では、入学した後に子供を学校に慣れさせます。
それを入学前からやるベトナムの子供は大変だなと思ったのですが、これは子供のためというよりも働く親のために行っているようです。

ベトナムでは夫婦共働きは当たり前で、親と同居していない世帯が増えています。
そのため、幼稚園を卒業する6月から小学校に入学する8月の終わりまでの3ヶ月弱の間、昼間子供を預かってくれるところがないと親が困ってしまうのです。

そこで、小学校では入学前の準備学級や在校生向けのサマースクールを開くことで休みの間も子供を預かってくれます。
また、普段も授業後に子供を預かってくれる学童クラブのようなサービスを提供している学校があります。

日本のように定員がないため、申し込めば直ぐに入れます。

少子化で困っている日本よりも、子供がたくさんいるベトナムの方が、制度が充実しているというのは少し不思議です。

担任の先生が遅刻常習犯

ベトナムでは、親が子供の送り迎えをするのが普通です。
中学生や高校生は自分で通う子供が多いのですが、小学生は高学年でも親が送り迎えします。
子供を誘拐して中国などに売り飛ばす事件が後を絶たないためです。

私の家でも妻と交代で子供の送り迎えをしています。

子供をバイクで学校まで連れて行った後、先生が来るまで待っているのですが、私の子供の担任は遅刻ばかりしているので困っています。

担任の先生が教室の鍵を持っており、先生が来るまで子供たちは教室に入れないのに、始業の時間になっても来ないので、先生が来るまで子供と校庭のベンチに座って待っています。

他の子供の親たちも、段々遅れてくるようになってしまいました。
昨日は、珍しく先生が時間通りに来ましたが、子供は20人中2人しかいませんでした。

私の妻が、遅刻について先生に問いただしたら、「家が遠いから仕方がない」と答えたそうです。
普段見ていると優しそうな良い先生で、他には不満はないのですが、遅刻は改善しそうにありません。
ちなみに他の先生は、ちゃんと時間通りに来ています。

8月の正式入学までに別の学校を探した方が良いか真剣に悩んでいます。