ベトナム人はSNSが大好きです。
とくにFacebookに夢中です。

友達が数百人、数千人は当たり前

Facebookの友達が数百人、数千人いるのはごく普通のことで、友達が50人くらいしかいない私は、妻から哀れんだ目で見られています。

ただ、友達の中には、つながりが希薄な人がかなり混ざっているようです。
私がFacebookを始めたときに、妻と妻の友人を友達として登録したのですが、その後、知らないベトナム人から友達リクエストが来るようになりました。

私はオフショア開発で、ベトナムの会社と付き合いがあったので、てっきりその関係者かと思い、何も考えずに友達リクエストを承認していました。

しばらくして、取引先の人や妻にFacebookの友達をチェックしてもらったら、ほとんどの人が妻の友人でも会社の関係者でもない人だということが分かり、友達登録を解除しました。

それにしても、日本語しか分からず日本語しか投稿しない日本人に、日本語が分からないベトナム人がどんどん友達リクエストを出してくるところに、日本人とのメンタリティーの違いを感じました。

世界中に広がったつながりを維持するFacebook

こうして作ったFacebookの友達を、ベトナム人はちゃんと活用しています。

ベトナム人は、ベトナム戦争後にアメリカやフランスなどに移住する人がたくさんいました。
そのため、親戚が海外にいるというのは普通のことです。
私の妻の親戚もアメリカやフランスに住んでいます。

海外への移住は最近でも継続しています。
妻の高校の同級生は、ベトナム系アメリカ人と結婚して、現在はシカゴに住んでいますし、妻の琴の先生の家族は親戚を頼ってアメリカに移住しまた。

移住以外にも、外資系企業に就職したり、留学したりと海外に出て行くベトナム人はたくさんいます。

このように世界中に拡がっている人の交流を支えているのがFacebookです。

skypeは、ごく親しい人の間でしかやり取りを行いませんが、Facebookだと緩いひとのつながりを維持するのに向いています。

Facebookを通じて情報は筒抜け

もっと身近なところでもFacebookは活用されています。

例えば、会社の転職を考えているが、その会社の実情が分からなくて困っているときに、ベトナム人はFacebookで、その会社で働いている人がいないか探します。
友達の友達などを探し、知らない人でも連絡します。

聞かれた方も、給料や残業、人間関係などを面識のない人に対して平気で答えます。
ですから、日系企業が採用を行うときは、ある程度情報は伝わっていると考えなければなりません。

もっとも日系企業もその辺はよく知っているようです。

先日、妻が、ある日系企業の依頼を受けて日本語通訳のアルバイトをしたときのことです。
仕事は無事終わったのですが、約束の期日になっても報酬が振り込まれません。

問い合わせをすると「振込手続きは行ったが、口座に入るまで時間が掛かっているらしい。」と返答がありました。
ところが、数日経っても入金されません。
再度問い合わせをすると「今、手続きをしているからもう少し待ってくれ。」と言われました。

それから、数週間待ちましたが、一向に振り込まれず、問い合わせをしても、のらりくらりと逃げるばかりです。

怒った妻は、Facebookに「この会社は報酬を払わないので注意してください。」と書き込みました。

すると翌日にお金は振り込まれました。
そして、社長から「手違いがあり申し訳ない。」との謝罪のメッセージが届いたそうです。

妻は、大学で日本語を学んだので、同級生には通訳や日系企業の社員など、日本語のできる人がたくさんいます。
そこに、会社の悪い評判が拡散するのを恐れたために、素早い対応を取ったものと思われます。

しかし、あくまでベトナム人向けに書いた投稿にすぐに気づいた会社もすごいと思いました。