千葉県松戸市に住むベトナム人少女レ・リンさん(小学3年生)が殺害され我孫子市の草むらで遺体が見つかった事件で近所に住む40代の男性が逮捕されました。
この事件は、ベトナム国内でも強い関心が持たれています。

犯人逮捕をあきらめたの?

逮捕前に妻から「日本の警察は犯人逮捕をあきらめたの?」と聞かれたので、「そんなことはない。周辺で過去に犯罪歴がある人を、ひとり一人調べているから時間がかかっているのだと思う。」と答えていました。
その直後に犯人が捕まったので少しホッとしました。

被害者の家族の方たちは、犯人が捕まったところで被害者が返ってくるわけではないので、何の慰めにもならないでしょう。
むしろ、取り調べや裁判で明らかになる事実に、より苦しめられるかもしれません。

それでも日本の警察がちゃんと機能していることを示せたことで、日本在住ベトナム人やベトナム国内のベトナム人の日本に対する信頼を少しでも取り戻せたのではないかと思います。

ベトナム人に拡がる動揺

被害者の父親はシステムエンジニアで、自宅を購入したばかりだったとのことですが、同じような境遇のベトナム人の知人がたくさんいます。

最初はオンサイト要員としてベトナムIT企業から日本企業に派遣されて、働きながら日本語や日本の企業文化を覚え、日本企業に転職して、家族を呼び寄せて日本で暮らしている人たちです。

ベトナム・オフショア開発が盛んになってから約10年が経過したところなので、子供が小学生になり、一軒家やマンションを購入する人が出始めていました。

家を買うということは、日本に永住することを決心したということですが、このような事件が起きたためにベトナムに帰るべきか悩んでいる人が大勢います。

性犯罪者の情報公開をすべき

昔、米CBS放送の60ミニッツで、性犯罪者の情報を近隣住民に教えるべきかという内容のドキュメントを見たことがあります。

「性犯罪者がひそかに引っ越して同じような犯罪を起こすケースが多発しているにの関わらず、事件が起こるまで近所にそのような人が住んでいることは近隣住民には知らされないので、警戒することができない。情報を公開すべきだ。」というものでした。

真面目に更生しようとしている犯罪者もいるので可哀想だとは思いますが、罪のない子供が犠牲になるまでは何も手を打てないというのは問題です。

日本でも、公開範囲や内容を制限した上で、犯罪歴の情報公開を検討すべきだと考えます。