ベトナム人の家は、日本人から見ると不思議に思うことがたくさんあります。
今回は、私自身が家を探したときに、おかしいなと思ったベトナムの家のことをご紹介します。

寝室ごとにトイレとシャワーを設置

ベトナム人の家は、トイレとシャワーが複数あるのが普通です。
寝室ごとにトイレとシャワーが設置されていたりします。
例えば2LDKのマンションは、2つトイレがあるのが普通です。

なぜ、複数あるのかベトナム人の妻に聞くと「プライバシーを守るため」との答えが返ってきました。
掃除が大変になるだけだと思うんですが・・・

低い階ほど価値が高い

日本であれば、マンションなら最上階が一番人気ですが、ベトナムでは1階が人気です。
これについても妻に理由を聞いてみました。

「火事の時に逃げやすいから」、「1階なら商売ができるから」という答えでした。

火事の時に逃げやすいというのは分かる気がしますが、泥棒のことは気にならないのでしょうか。
商売ができるというのは、商魂たくましいベトナム人らしいと思います。さすがにマンションでは商売はできないと思うのですが・・・

キッチンは別の部屋

日本ならリビングルームにキッチンがついているのが普通ですが、ベトナムでは別の部屋にあることが多いです。
その理由は、キッチンがリビングルームにあると「食べ物の匂いが、部屋に充満するから」だそうです。

そういえば、私の妻は食事の後に手洗いやシャワーをします。
食べ物の匂いを洗い流すためだそうです。

小さな窓

ベトナムの家の窓は小さいので、昼間でも室内は薄暗いです。
直射日光を避け、涼しく保つためですが、クーラーが普及した現在では、あまり意味がなくなっています。

狭い間口

ベトナムの家の間口は5mしかない家が多いです。狭い家だと3.3mというのもあります。
間口の長さで税金を掛けられた時代があり、そのために間口をできるだけ短くしたためだそうです。

そして隣の家との隙間はまったくありません。
あまりに密着しているので、私の妻の実家は「隣の家を壊すと、その振動でこの家も倒れる」と言われていたほどです。

最初は変だと思ったのですが、理由を聞くと意味があって、ベトナム人の家の形は非常に合理的なのだと分かります。
しかし、ベトナム人のライフスタイルは徐々に変わりつつあり、それに合わせて家に対する好みも変化しています。
何年か経つと北京や上海のように、ベトナムの街の風景はすっかり変わってしまうかもしれません。