オフショア開発では、発注先のリーダーの力量がとても重要です。
リーダーの力量によってプロジェクトの成功率が大きく変わってきます。

しかし、力量と言ってもいろいろな要素があります。
日本人技術者でも、プロジェクト管理が得意な人、技術力が高い人、顧客折衝力に長けた人などいろいろなタイプがいます。
オフショア開発の場合、日本語力や技術力ばかりを評価しがちですが、他にも重要な事項があります。

今回は、オフショア開発のリーダーの力量を評価するときにポイントとなる点を3つご紹介します。

Yes/Noがはっきりしており、根拠が明確

日本人にも責任回避のために、何を聞いても曖昧な回答をする人がいますが、中国人やベトナム人はその比率が高いと思います。

また、質問に対して「できます」、「問題ありません」と答えても、根拠を聞くとしどろもどろになる人が多いです。

彼らにとってネイティブではない言語でやり取りしているので「あまり問い詰めても可哀想だ」、「説明は下手だけどしっかりやっているんだろう」などと勝手に思って曖昧に済ましていたら、実は何の根拠もなかったということになりかねません。

プロジェクトを一緒にやっていくと大小さまざまな問題が発生します。
その都度、不毛なやり取りをしてストレスを溜めないように、質問に対するYes/Noが明確で、根拠を定量的に説明してくれるリーダーを選んでください。

与えた資料をすぐ読んで的確な質問をしてくれること

資料を渡しても読まずに会議に出てきて、担当にすべて任せるようなリーダーがいます。
オフショア開発で開催される会議は、言葉の壁があるので日本国内の会議よりも時間が掛かります。
それを少しでも短縮するために、事前に資料を送るのですが、読んでもらっていないと意味がありません。

すべての資料を読むことは限られた時間では難しいのは分かるのですが、重要な資料を選別して読むことや、部下に読ませても内容をヒアリングしておくことぐらいはやっておいて欲しいものです。
資料を読んでいないリーダーは管理も下手な場合が多いので要注意です。

また質問の内容が、リーダーの力量を表しています。
やはり良いリーダーは、質問内容が的確です。

建前だけでなく、本音で話せること

中国でもベトナムでも建前を延々と話す人が結構います。(日本でも沢山いますが・・・)
いつ中身を話してくれるのだろうと待っていたら、建前だけで話が終わってしまったということはよくあります。

偉い人であればそれでも良いのですが、現場のリーダークラスだとプロジェクトの進行に悪影響が出てきます。

こういうリーダー達と我慢して仕事をしたことが何度もありますが、建前を話してもらった後にいろいろ質問すると、建前で話したこと以上のことは考えていませんでした。
また、飲みに行くなどして仲良くなればいろいろと話してくれると期待したのですが、世間話が増えるだけでした。

やはり、最初から本音かそれに近い話をする人をリーダーに選んだ方が、ストレスなくプロジェクトを進めることができます。

気に入らなければ変えてもらった方が良い

最初に気に入らない技術者がリーダーに割り当てられても「そのうち良くなるだろう」と考え、そのまま受け入れてしまうことがよくあります。

しかし、プロジェクトに問題が生じたときに納得していないリーダーに任せた場合、後悔が残ってしまいます。

そうならないためには、気に入らないときはリーダーを変えてもらうべきです。
自分が納得して選んだリーダーであれば、問題があっても後悔しないからです。