パクチーが食べられない
ベトナムやタイの料理にはパクチー(コリアンダー)が入っていることが多いです。
日本人はパクチーが嫌いな人は結構多いのではないでしょうか。
パクチーが大嫌いだった
私もかつてはパクチーが大嫌いでした。
好き嫌いはほとんどありませんが、パクチーだけはどうしても好きになれませんでした。
今は食べることができるようになりましたが、決して美味しいと感じているわけではなく、パクチーの味を脳が無視している感じで食べても何も感じなくなりました。
ベトナム出張の時、夜は同僚と、ホーチミン市中心部の外国人向けレストランで食べることが多かったのですが、どの店に行ってもパクチーが入っていて閉口しました。
仕方がないので、手や箸で除けながら食べていました。
あるレストランに行った時は、最初に来た料理にパクチーが入っていて、しかもみじん切りにして混ぜ込んであったので、除けることができず、我慢してそのまま食べました。
そして次の料理が来たのですが、やっぱりみじん切りにしたパクチーが入っていました。
結局、そのレストランで出てきたすべての料理にみじん切りのパクチーが入っていました。
10年前で、それからいろいろなレストランに行ったのに、その夜のことは忘れることができません。
ベトナム音楽の生演奏を演っている雰囲気がとても良いレストランだったのですが、その店には2度と行きませんでした。
ベトナム人はパクチーを食べない?
本格的にベトナムオフショア開発を活用するようになり、出張の時に宿泊する場所が、ホーチミン市の中心部から発注先の会社が近い周辺部へ変わりました。
ホテルの周りには外国人が少ないので、食事に行く店もベトナム人ばかりがいる店になりました。
そしてしばらく経って気が付いたのが料理にパクチーが入っていないことです。
大体野菜(というよりも葉っぱですが)は別の皿で出てくることが多く、パクチーもそちらの皿に入っています。
ですから嫌いなら入れなければ良いのです。
パクチーが付いてこない料理もたくさんあります。
不思議に思いベトナム人に聞くと「パクチーは好きだけど、そんなに食べないよ。」と答えました。
それを聞いて考えてしまいました。
もしかすると外国人レストランは、サービスのためにパクチーを何にでも入れていたのではないかと。