空港で後輩が捕まった

突然後輩が係員に連行された

後輩のT君とベトナムのホーチミンに出張したときのことです。

オフショア開発の発注先との打ち合わせを無事に終了し、タンソンニャット空港に着きました。
以前のタンソンニャット空港は、セキュリティチェックが2回あり、その1回目が終わって出国審査のブースに向かっているときのことでした。

突然、後ろから女性の係員が叫びながら走ってきます。
なにごとかと見ていたら、彼女はT君の腕をつかまえてベトナム語で何かを話しています。
そしてT君は、そのまま女性係員に腕を引っ張られて連れて行かれてしまいました。

10分ほどその場で待っていたのですが、T君は一向に戻ってきません。
T君が犯罪に手を染めるようなことは考えられませんでしたが、ここは社会主義の国なので何が起こるかは分かりません。
間違えだったとしても、一度疑いを掛けられたら無実を証明するのは非常に難しそうです。

日本時間では夜の12時近くになっていましたが、会社に連絡しないとまずいかなと考えていたら、30分ほど経った頃、T君は戻ってきました。

原因は海賊版DVD

何があったか聞くと「ベトナムで買ったDVDがまずかったみたいです。」と彼は答えました。

空き時間にDVD屋に寄ったところ、欧米の映画のDVDが1枚100円から200円で売られていたそうです。
それで嬉しくなって20枚ほどのDVDを買いました。

スーツケースに入れて持ち帰ろうとしたところ、セキュリティチェックのX線検査で引っ掛かり、没収されてしまったとのことでした。

DVDのパッケージはしっかりしたもので、T君には海賊版だという意識はなく、正規版がベトナムでは安く売られているのだと勘違いしていたそうです。

他にも音楽CDが非常に安く売られており、買って帰る同僚がいます。
そちらはセキュリティ検査で引っ掛かった人はいませんが、ベトナム旅行をする際はお気をつけください。

ベトナムでは、DVDやCDの正規版を見つけるのは難しく、大きな書店でも海賊版が売られているらしいです。

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