ベトナム人に限らず「あの国の人は〜だ」というのを聞くことがよくあります。
そのような性格の違いは、オフショア開発プロジェクトを進める上で意外と影響してきます。
ここではベトナム人についてよく聞く評判(主にオフショア開発プロジェクトに関係ありそうなもの)が本当かどうかを書きたいと思います。(あくまで私個人の限られた経験と主観に基づくものです。)

ベトナム人は時間にルーズだ

これは本当だと思います。打ち合わせの時間になっても来ないというのは日常茶飯事です。待たせるのがお客様でも関係ありません。ひどいのは、時間になっても現れないので電話したら未だ家を出ていなかったというものですが、これまで違う人に何回もやられています。

腹がたつのが、遅れてきておきながら謝らずに言い訳することです。その言い訳が道が「渋滞していた」とか「途中でバイクのガソリンがなくなった」とかで、要するに不可抗力で自分の責任ではないと言いたいらしいのです。日本人だったら「その分早く家を出なさい」と言いたいところなのですが、彼らにはなかなか通じません。

進捗が遅れたときも同じように言い訳しようとするので、プロジェクトでは注意が必要です。

ベトナム人は残業しない

これは半分本当で半分嘘だと思います。
少なくともIT業界では残業は日常茶飯事ですし、徹夜休日出勤も厭いません。開発者たちはエリートで給料も高い代わりにその分仕事をしなければならないという意識は持っているようです。アメリカの企業のように残業代が出ない会社も多いようですが、それでも出世や昇給のために日々遅くまで仕事をしています。

それに対して一般的なベトナム人は、残業することを極度に嫌うようです。ただ、経済が発展するにしたがって、どの業界でも残業が増えてきているようです。

ベトナム人は家族を大事にする

これは本当です。
ベトナム人は家族のことになると何よりも優先しますし、社会全体がそれを許してくれます。
ですから冠婚葬祭だったり、家族が病気だと会社を休んでそちらを優先するのが当たり前です。

日本と違うのは家族の範囲です。日本では妻、子供、親の他、せいぜい兄弟くらいまでですが、ベトナムでは遠い親戚でも家族と呼び、同じように大切にしています。
なので「家族が病気だから休みたい」というので確認するといとこのいとこだったりすることもあります。

それと「家族を大事にする ≠ 愛妻家、マイホームパパ」のようで、飲んでばかりで遅くまで家に帰らない人が結構います。

ベトナム人は謝らない

これは本当だと思います。個人的に付き合っている人はそうでもないのですが、同じ人が仕事上で公式に話をすると全然変わったりします。また、知らない人だと絶対に謝りません。

プロジェクトで大きな問題を起こしてある委託先の会社の幹部に謝罪に来てもらった時も、なかなか「申し訳ありません」と言わないので、最後まで聞いて「今日は謝りに来たのではないですか?」と聞いたら「いいえ、状況を説明に来ました」と言われたことがあります。対応した私の会社の幹部は激怒していました。
日本人の感覚だと、とりあえず謝っておいたほうが良いと思うのですが、彼らは謝ったら負けと考えているようです。