Amazon Kindleの不満なところ

とてもAmazon Kindleには満足していますが、不満や不安はいくつかあります。

イメージかテキストか電子書籍のデータ形式を分かり易くして欲しい

一つ目は、電子書籍のつくりの問題です。

文字ばかりなのにイメージを読み込んで作成している本が多いことです。
イメージになっていると、文字の拡大ができません。
つまり、スマートフォンなどの画面の小さなデバイスだとページの一部分しか表示されないのでとても読みにくいのです。

イメージかどうかは説明をよくみれば分かるのですが、間違えて買ってしまうことがあります。
書籍の購入画面で、小さな文字の説明ではなく、大きなマークなどで分かりやすく欲しいです。

書籍の整理機能を強化して欲しい

二つ目は、本を読むためのアプリの問題です。

本が増えてくると、いろいろと整理したくなってきます。
本棚に分野ごとに分けて整理するのと同じです。

しかし、今のアプリは簡単な分類機能しかありません。
分野をコレクションとして設定し、そこに本を登録できるだけです。

せめてコレクションの中をソートするなどの機能が欲しいところです。

作り手だけでなく購入者の権利も守って欲しい

不安な点は、購入した本の行く末です。

本を読む権利は自分以外にはないのだろう(つまり、相続はできないだろう)とあきらめていますが、このサービス自体が続くのか心配しています。

購入した電子書籍は、Amazonのクラウド上で保管されています。
もし、Amazonがサービスを停止したら、どうなるのか心配です。

20年後、30年後に大企業がなくなることは決して珍しいことではありません。

そのとき、数千冊の電子書籍をダウンロードして各自で保管しろと言われたら大変な手間が掛かります。

考えすぎかもしれませんが、電子書籍がとても便利な分、本当に大丈夫なのか心配しています。

音楽や映像では古い媒体がダメになるということが起きています。
プレーヤーが無くなったためにレコードが聴けなくなったり、ビデオデッキが無くなったためにビデオテープを見られなくなって捨ててしまったという人は大勢いると思います。

同じことが電子書籍で起きないとは言い切れないと思います。
電子書籍は、音楽や映像と異なり、データの質が良くなっても読者にメリットはありません。

出版業界も原作者の権利を主張するだけでなく、正当にお金を出して購入した人の権利もしっかり守るべきです。

例えば、一度購入すればメディアが変わったとしても同じ書籍をダウンロードする権利を保証するなどして欲しいと思います。