木の向こう側に高い建物がいくつも見えます。
これはすべてNOVALANDというデベロッパーが建てた高層マンションです。
今、ホーチミンでは街のあちこちでNOVALANDのマンションが建設されています。

ベトナムのマンションといえば、何年も掛けて建設するのが普通でした。
日本なら引き渡すまでお金が入ってこないので、出来るだけ早く完成して販売しようとするのが普通ですが、ベトナムのマンションは着工する前から販売を開始するので、早く作るという意識が希薄です。

私の住んでいるマンションも、建設中の現場を見に行くと誰も働いていないことがよくありました。
作業員がいてもごく少人数しかいません。
これでちゃんと完成するのか心配していたら。案の定3年で完成させる計画が半年以上遅れました。

ところが、NOVALANDは違います。
同時にたくさんのマンションを手掛けながら、どれも1年以内に完成させています。

写真の横にもマンションを建てていて、この周辺だけでも10棟くらいは建設しています。
ベトナム全体では、一体いくつ建てているのか見当もつきません。

それを支えているのが、NOVALANDブランドへの信頼に基づく圧倒的な販売力です。

ベトナムでは、新築マンションは完成前に買わなくてはならないので、実際に部屋を見ることはできません。
管理が悪いために、建ってすぐに古くなったり、ゴミが散乱しているマンションがたくさんあります。

ですから、マンションを買う前は、買おうとする物件だけではなく、そのデベロッパーが建てた他のマンションも見て管理状況を確かめる必要があります。

NOVALANDのマンションは管理が良いことで知られているので、割高の値段でも飛ぶように売れています。

ベトナムでは、日本のように法律や規制で縛られていない分、業者によって品質の差が天地ほど差があります。
食品のように見て触って確かめられるものはともかく、建つ前のマンションや中身の見えない電化製品を買う時、ベトナム人は評判によって判断することが多いようです。
その中で勝ち抜くためには、高品質に裏打ちされたブランド力が重要だと思うのですが、残念ながら多くのベトナム企業は逆のことを行なっています。