ベトナムでSIMロックされたiPhoneを使うには

ベトナムへ出張した時にスマートフォンが使えるととても便利です。
私はすぐに道に迷ってしまうので、Google Mapでいつも現在地を確認しています。
でも、国際ローミングはとても高いので節約しがちですが、現地のSIMが使えると料金を気にせずスマートフォンを使うことができます。

最近は、日本の携帯電話会社から買ったスマートフォンでも、購入してから半年すればSIMロックを解除することができますが、以前は解除できませんでした。

今回は、SIMロック解除できないiPhoneで、ベトナムの携帯電話会社のSIMを使う方法を2つご紹介します。

街の携帯電話ショップで解除してもらう

ベトナムの街を歩いていると携帯電話の店がたくさん見かけますが、その中に「Unlock」と看板などに書いてある店があります。

このようなお店でSIMロックを解除してもらうことができます。
なぜ、SIMロックのないベトナムで解除の店があるのか謎ですが、あちこちで見かけます。

私は、Softbankで買ったiPhone5のSIMロックを解除してもらいました。

iPhoneを店の人に見せて「アンシムロック、OK?」と聞くと、「データは初期化して良いか?」と聞かれました。
「OK」と答えると、店の奥に私のiPhoneを持って行ってしまいました。

そのまま、10分ほど待っていたら、店員が現れてiPhoneを見せてくれました。

iPhoneには「MOBIFONE」(ベトナムの携帯電話会社)と表示されて、アンテナが3本立っていました。

これで料金は15万ドン(約750円)です。
ただし、ベトナムの携帯電話のSIMは予め購入していたので、もし同じ店でSIMも買うとその分値段は高くなります。

SIMロック解除アダプタを使う

2つめの方法はSIMロック解除アダプタを使うものです。
SIMロック解除アダプタは、Amazonなどで購入できます。

いろいろな種類が売られていますが、レビューを読むと「動作しなかった」、「偽物だった」などと書かれているものが多く、興味はあったのですが、二の足を踏んでいました。

定期的にチェックしていたら割合評判が良い製品があったので、試しに使ってみました。

KINGMOBILEという会社のXSmartKingという製品です。


Softbankで買ったiPhone6で試してみました。

装着は簡単で、SIMとアダプタを重ねて装着するだけです。
装着した後、iPhoneを再起動すると、「MOBIFONE」と表示されて、アンテナが3本立ちました。

この製品は、海外では3Gしか対応していないのが残念なところですが、ベトナムの4Gはそんなに早くなく、3Gと違いが分からないくらいなので、今のところは問題はありません。

ただ、価格は2,680円で、ベトナムでSIMロック解除してもらう場合の3倍以上も掛かるのが痛いところです。
解除アダプタには、R-SIM10+という別の会社の製品もあり、こちらは千円以下で買えますが、私がiPhone6で試したところ、どうやってもMOBIFONEの電波を掴んでくれませんでした。