胡散臭い
妻のバイクを買うことにしました。
今は1台のバイクを私と妻で一緒に使っているのですが、妻が外出する機会が多くなったので、思い切って新しいバイクを買うことにしました。
高額な手付金
HONDAのLEADというスクーターを買うことにしました。
YAMAHAも良いバイクを出しており、近頃人気が出てきていますが、やはりメンテナンスなどの面からHONDAの方が安心です。シェアが圧倒的で街の修理屋さんがHONDAのバイクなら扱い慣れていますし、直営店舗がたくさんあるからです。
買う前に実物を見ようと、妻と一緒に家の近くの直営店に行ってきました。
実物を見て妻は気に入ったようです。
店に来るまでは「高いからいらない」と言っていましたが、すっかり買う気満々です。
しかし、残念ながら在庫がなく入荷まで2週間掛かるそうです。
また、手付金として5万円が必要と言われました。
バイク自体の値段は22万円なので、かなり高い金額です。
その日は、元々買うつもりではなかったため、そのまま帰ってきました。
言うことがコロコロ変わる店員
そして翌週、同じ店に行きました。
やはり在庫はありませんでしたが、1週間後に入荷する予定でしたので、早速申し込むことにしました。
まず、手付金として5千円を支払ってくれと言われました。
「あれ、5万円じゃないの」というと、店員はちょっと考えてから「5万円払ってくれれば、この後値段が高くなっても同じ値段で売る」と言いました。
日本であれば手付金の多少に関わらず売買契約は成立するので、値段が固定化されるのは当たり前の話ですが、ここはベトナムです。法律がどうなっているのかよく分かりません。
私 「なぜ値段が上がるんですか?」
店員「為替レートが変わるからです。」
私 「なぜ為替レートが関係あるんですか?」
店員「HONDAは日本企業だからです。」
私 「でも、HONDAはベトナムに工場を持っていますよね。LEADはベトナム製ですよね。」
店員「部品は日本から輸入しているからです。」
「来週入荷するのであれば部品はもうベトナムに輸入済みだろう」と思ったのですが、これ以上追求しても可哀想なので止めました。
その後も、彼女はいろいろ話してくれましたが、話せば話すほど辻褄が合わなくなり胡散臭くなってきます。
また、手付金の金額や言うことがコロコロと変わるのはとても不安です。
単に無知で適当なことを言っているだけであれば良いのですが、こちらを騙そうとしている場合が結構あるからです。
街のバイク屋さんだったら別の店に行くところですが、一応HONDAの直営店なので信用して5万円の手付金を払ってきました。
面倒くさくて仕方がありませんが、納得できるまでやり取りすることがベトナムでは必要です。