中国人は面子を重んじるといいます。
これに関してはベトナム人も同じで、人前で叱責するなど面子を潰すようなことをするととんでもない逆恨みを買ってしまうといいます。

でも、中国人の面子というのはよく分からなくなってしまうときがあります。

会食中にいきなり店員を呼びつけた

仕事を一緒にしていた中国人技術者のRさんに食事に誘われたときのことです。
とても美味しいカニ料理の店が代々木にあり贔屓にしているとのことなので、そこに行くことにしました。

店に入り、生ビールで乾杯してしばらくすると茹でたカニが運ばれてきました。
Rさんは店員と親しく会話しており、確かに常連という雰囲気でした。

そしてカニを食べていると、突然Rさんが声を荒げて店員を呼びつけました。

Rさん「このカニは痩せていて身が少ない。どういうわけだ。」
店員 「そんなことはありません。」
Rさん「今日は大切なお客様をお招きしているのに、私に恥をかかせるつもりか。」
店員 「・・・申し訳ありません。」

ものすごい剣幕でRさんは店員を叱りつけています。
普段はとても温厚なのに人が変わったようです

私は滅多にカニを食べませんし、その店には初めていったのですが、とくに変わったことはなく、美味しいカニだと感じました。
それだけにRさんがなぜそれほど怒るのか理解できません。

3分間ほど、文句を言った後、やっとRさんは矛を収めてくれましたが、場の雰囲気が気まずくなり、カニを味わうどころではなくなってしまいました。

面子の問題らしいのですが・・・

実は大連に行った時も同じようなことがありました。
オフショア開発の発注先と会食した時に、招待してくれた社長が店員を呼びつけてサービス内容にクレームをつけたときも同じような感じでした。

不思議に思っていた私は、別の中国人になぜそんなことをするのか聞いたことがあります。

彼は「せっかく大事な客を連れて行ったのに、サービスが悪いと自分の面子が潰されたと思うから怒るんだよ。」と説明してくれました。

知り合いのレストランだからといって、それほど熱くならなくてもと思い、なかなか理解するのが難しいです。

それよりもオフショア開発で問題が発生した時に、同じように部下を叱ってくれた方が嬉しいのですが、そういうところは見たことがありません。