IT業界はブラック企業が多い

この頃、ブラック企業が問題になっています。
とくに電通の問題が起きてからは長時間残業や過労死がニュースに取り上げられることが多くなりました。

残業面でいえば、日本のIT業界はブラック企業が多いと思います。
私が入社した頃は、平常時でも月150時間くらいは残業があり、遅延が発生すると200時間を超えていました。
私の部署が忙しかったこともありますが、他の部署でも皆50時間〜100時間は残業していたと思います。

マルチベンダーのシステム開発で、他社と仕事をしたこともありますが、概ね私の会社と状況は変わりませんでした。

大学の友人で他の業界に就職した人たちに話すと、200時間を超える残業なんてできるわけがないと言われましたが、そんなことはありません。
毎日朝から深夜まで働いて、土日もすべて出勤、たまに徹夜をすれば、200時間は軽く超えてしまいます。

「そんなに残業したら相当給料もらっているんじゃないの」とも言われましたが、そんなに甘くはありません。
残業は月50時間未満という規制があり、それを超えることは許されませんでした。

月初めのある日、私は係長に呼ばれました。

私 「なんでしょうか?」
係長「勤務届けだけど、間違っているよ。」
私 「どこでしょうか?」
係長「残業時間が50時間になっているじゃないか。上限は49.5時間だろう。」

そのときも私の残業は、実態では150時間を超えており、それを係長も知っているはずなのにとはらわたが煮えくり返りましたが、黙って修正しました。

メンタル不調での休職者が増えている

その後、別事業所に労働基準監督署の査察が入り、サービス残業の実態が明らかになったことで、サービス残業はほぼなくなりました。
また、長時間残業も問題になり、残業規制はより厳格に運用されるようになりました。

しかし、残念なことにうつ病などのメンタル面が原因で休職する人は増えています。
もしかすると、以前は体調が悪くなると会社を辞めていた人たちが、とりあえず休職するようになったため、表面化しただけかもしれません。
でも休職者が多いこと自体が問題です。

そこで、会社はメンタルに対する研修を管理職に対して実施するようになりました。
そこ説明されるのは、うつ病等が疑わしい部下に対して、あれを言ったらダメ、これも言ったらダメという感じで、どうすれば良いのか分からなくなってしまいます。

結局、事後の対応ではいかんともし難いので、長時間残業やパワハラ、セクハラのない健全な職場を築くしか解決策はないでしょう。
なんとか安心して働ける業界に早くなって欲しいものです。