幼児を連れての飛行機での移動

小さな子供を連れて旅行するのは大変です。
とくに飛行機で移動する際は、泣いて周りの人に迷惑を掛けないかヒヤヒヤです。

赤ん坊の息子を連れてベトナムと東京を行き来したことが3回あります。
その頃、ホーチミンから東京へ行く便は、夜12時頃に出発する便しかありませんでした。

ベトナム人で赤ちゃん連れの人を多く見かけます。
泣き止まない子供を抱いて、飛行機の狭い通路を行ったり来たりする人をよく見ました。

自分に子供ができる前は「赤ちゃんを飛行機に乗せるな」と思っていたのですが、自分に子供が出来てからは、泣いている子供がいても気にならなくなりました。
むしろ、両親が針のむしろに座っているような気持ちだろうなと思うと気の毒になります。

赤ん坊と一緒に飛行機に乗ると、バシネットという赤ん坊専用のベッドがついた席を割り当ててくれます。

疲れてすぐに寝るように、飛行機に乗る前に思いっきり遊ばせるのですが、いつもと違う雰囲気で興奮するのかなかなか寝てくれません。

なんとか寝かせつけても、いつ起きてしまうか分かりません。
飛行機に乗っている間は、ずっと緊張しっぱなしで、成田までの6時間一睡もできませんでした。

とくに着陸時は、騒音や振動は大きくなるうえ、バシネットが使えないので、子供を膝に乗せければなりません。
せっかくぐっすり寝ているのに、バシネットから膝の上に移すときに、子供が起きてしまうのではないかと生きた心地がしませんでした。

幸いなことに、私の子供は一度も泣くことはなかったのですが、二度と経験したくありません。