ベトナムでのメガネの修理

私が普段身につけているもので、一番高価なものはメガネです。5万円くらいします。
オシャレでとくにメガネにこだわりを持っているというわけではありません。
仕事のせいで近視や乱視が進み、40歳くらいから老眼が進んだ結果、レンズが非常に高くなってしまっただけです。ところが、ベトナム滞在中にメガネを踏んで壊してしまいました。

レンズは無事だったのですが、フレームが折れて左耳にかける部分が取れてしまいました。

最初は新しいメガネを作ろうかとも考えました。
ベトナムにはメガネ屋がたくさんあり、値段も5千円くらいととても安いです。
ところが、近視と乱視と老眼に対応出来るレンズは近所の眼鏡屋にはありませんでした。

日本に戻るまでメガネなしで過ごそうかと思ったのですが、裸眼視力0.01なので、メガネなしではPCの文字を読むのもままなりません。さすがに仕事に支障が出てきます。

それで困っていると、妻が「修理に持って行ってあげる」と言いました。
しかし、フレームの途中で千切れていて、日本だったら絶対に修理ができない状態です。

それでも、修理屋に見てもらってくるというので妻に預けてみました。
すると、「明日には直る」と言われたらしいのですが、出来上がってくるまでは半信半疑でした。

翌日受け取りに行くと、メガネはちゃんと直っていました。
千切れたフレームは溶接されていました。
そのため、溶接部分が少し盛り上がっていましたが、使用には問題ありません。
また、料金は千円で済みました。

ベトナム人は手先が器用で何でも修理して大事に使うと言われています。
日本人は、壊れると直ぐに捨ててしまって、新しいものを買おうとしますが、ベトナム人を見習うべきかなと少し反省しました。