以前にも書いたようにベトナムでは、映画やドラマのDVDがとても安い値段で売られています。
もちろん海賊版なので、そんなものを買ってはいけないのですが、ついつい魔が差して手を出してしまったことがあります。

散歩で見つけたCD屋

ベトナムのオフショア開発の発注先に出張していたときのことです。

その日はベトナムの3連休に当たってしまい、何もやることがありませんでした。
普段は、進捗が遅れているのが当たり前なので、休みでも出勤していることが多いのですが、そのプロジェクトは予想に反して順調に進んでいたので、オフショア開発側も全員休んでいました。

それなら観光でもすればよいのですが、それほど名所などには興味がないので行く気力が起きません。
しょうがないので、ご飯を食べるついでにホテルの周りを散歩することにしました。

歩いているとCD屋らしき店がありました。
「ベトナムではどんな歌が流行っているんだろう」なんてことを思って興味本位でその店に入ってみました。

その店にはいろいろなCDやDVDが並んでいました。
ベトナムのCDよりも海外のアーティストのCDの方が種類が豊富です。
しかも値段が2万ドン(約百円)で売られています。

一瞬、買おうかなと思ったのですが、そんなに興味のある歌手のCDはなかったので止めておきました。

見たかった映画が

隣のコーナーには、英語やドラマのDVDが並んでいました。
見たかった映画のDVDも売られていたのですが、ベトナム語も英語も分からないので見ても面白いはずがありません。
「そろそろ帰ろうかな」と思っていたら、見たかった日本映画のタイトルが目に入りました。
しかも、日本でもレンタルが始まっていないやつです。

日本の映画なら字幕がベトナム語でも英語でも関係ありません。
いけないことだとは思いつつも、そのDVDを買ってしまいました。

良い買い物をしたと、ちょっとウキウキしながらホテルに戻って、早速そのDVDを見ました。
メニュー等が表示されず、いきなり再生が始まりました。
画面は暗く音声も聞き取りにくいです。
しかも変な話し声が聞こえてきます。よく見ると下の方に人の頭らしき影がいくつも映っていました。
明らかにそのDVDは、映画館で上映されている映像を家庭用ビデオカメラで撮ったものでした。
とても最後まで見る気にはなれず、そのDVDは捨ててしまいました。

それにしても、映画館で撮影してダビングするという手間を考えるととても割に合わないと思うのですが、儲かっているんでしょうか。