突然頭に鍋が降ってきた

先週、ベトナムをバイクで走っていた時のことです。
突然、「ガン」という大きな音がして、頭に強い衝撃が走りました。
何が起こったのか分からずバイクを止めると、鍋が転がっていました。
炊飯釜のような厚みのある鍋で、どうやらこの鍋が頭に当たったようです。
きれいにヘルメットに当たったおかげで怪我はしなかったのですが、走っていた道は自動車やバイクがたくさん通っており、ちょっとずれて顔や腕に当たっていたら転倒して事故になっていたかもしれません。
原因を突き止めようとバイクを止めて鍋が落ちてきた家の窓を見上げると、3回の窓からお婆さんが顔を出していました。

お婆さんは大笑いしていました。
どうやらこのお婆さんが植木に水をやろうとして鍋を落としたようです。

最初は何が何だかよく分からなかったのですが、状況が飲み込めてきたら腹が立ってきました。
お婆さんに「何を笑っているんだ。危ないじゃないか。」と日本語で叫びますが、お婆さんは「もう行って」と笑いながらジェスチャーしてきます。

頭に来て「降りてこい」と叫んでいたら、こちらが怒っていることが伝わったらしくようやく降りてきました。

理解できない言い訳をするおばあさん

外に出てきたお婆さんは少し青ざめた顔をしていました。
こちらに実害があったわけではないので、ちゃんと謝ってくれればそれで終わりにしようと思っていました。

ところが、そのお婆さんは「植木に水をやっていたら、腕をアリが噛んだので鍋を落とした。」というようなことを長々と説明しました。

このようなやり取りは、ベトナムは勿論、中国でもインドでも、オフショア開発を行う中で何度も経験したもので、話しているうちに昔のことを思い出して嫌になってきました。

私は、お婆さんに「ではアリが悪いのであって、あなたに責任はないというのですね。だから、謝罪しないのですね。」と言いました。
それでようやくお婆さんは「済みません。」と謝ってくれました。

冷静に話し合うしかないのですが・・・

過去のオフショア開発で、トラブルが発生する度に同じような言い訳を聞いてきました。
こちらは、起きたことは仕方がないとしても、きちんと反省して再発防止策を考えたいのですが、責任を認めてくれないので、なかなか前向きな議論になりません。
そうかといって怒鳴ると逆恨みを買う恐れがあるので、冷静に相手の言うことを論破していくしかありません。

頭では理解しているのですが、すごくストレスが溜まります。